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グッド・ダイエットで病気を防ぐ

「アディポネクチン」は健康のバロメーター

実りの秋、 食欲の秋に、 ちょっとご用心。 肥満は健康を脅かす“病気”です。
今や日本人も、 先進国が直面する“肥満大国”へと向かっています。
なぜ肥満が“病気”なのでしょう? その害を防ぐには?
鍵を握るのが今注目の善玉ホルモン、 “アディポネクチン”なのです。

こんなに優秀な働き者!

カロリーの摂りすぎから起こる肥満は、脂肪細胞が肥大することで起こります。にっくき脂肪細胞ですが、意外にも余剰エネルギーの貯蔵庫としてだけではなく、健康を担う臓器として多種のたんぱくやホルモンを分泌しているのです。
その一つが善玉ホルモンのアディポネクチン。血管の中を多量に流れ、様々な病気を予防したり、炎症を鎮めたりと大事な働きをしています。
例えば、血糖値を下げるインスリンの働きを高め、糖尿病を防ぐ手助けをします。また、血管を広げて血圧を改善する、炎症を抑えて動脈硬化を防ぐなど血管内の環境をすこやかに保ちます。その結果、肥満から来るメタボリックシンドロームや循環器系の重篤な病気をはじめ、大腸がん、前立腺がん、女性なら乳がんの予防に役立っているのです。
また最近の研究では、これまで血液と脳の間にあるバリア(関門)を通過できないと思われていたアディポネクチンですが、通常は大きな分子構造を小さく変身して通過し、脳内の血管でもちゃんと働いていることが分かっています。アディポネクチンはまさに全身のマルチ・レスキュー隊! がんばれ!!

アディポネクチンについて

健康とはアディポネクチンたっぷりな状態

アディポネクチンは誰の血液中にもたくさん含まれています。あまりにたくさんのために、その値は毎日変動するものではありません。
ところが、食べすぎ・飲みすぎや運動不足が続くなど、生活習慣の乱れから内臓脂肪が増えると、アディポネクチン値は明らかに下がります。
反対に生活習慣の改善により内臓脂肪が減っておなか周りがスリムになると、数値が上がります。アディポネクチン値はとても正直。
内臓肥満や健康状態のバロメーターであり、注意を知らせる信号でもあるのです。では、アディポネクチンの増減はどんなメカニズムで起こるのでしょう? 答えはアディポネクチンのゆりかごともいえる脂肪細胞の環境の違いにあります。
右のイラストのように、太ると脂肪細胞がふくらみ過密状態になります。
そうなるとアディポネクチンも脂肪細胞から出てこれなくなり量も減ります(左)。
これとは対照的に、正常な状態の脂肪細胞からは、元気のいいアディポネクチンがどんどん出てくるので、体内にアディポネクチンの働きがゆきわたるのです(右)。

内臓脂肪を減らしてアディポネクチン値をUP!

アディポネクチンをつくり出す脂肪細胞は、主におなかの中に付く内臓脂肪です。肥満になると脂肪細胞の数が増えるイメージがありますが、実際には数はあまり変わりません。
細胞の直径が5~6倍、体積にして200倍にまで膨らみます。太って膨らみすぎた脂肪細胞が生み出すアディポネクチンは、質・量ともに低下。内臓脂肪がたまるとアディポネクチンが減ることがグラフからも分かります。

グッド・ダイエットでアディポネクチンを応援

全身の血管から、様々な病気を未然に防ぐアディポネクチン。私たちの身体に生まれながらに備わったマルチ・レスキューの仕組みといえるでしょう。
この仕組みをうまくフル稼動させる健康法こそ、私たち自身の身体が持つ、美と健康と若さのポテンシャルを最大限に引き出し輝かせる方法なのです。
本サイトのタイトルでもある「グッド・ダイエット」は、アディポネクチンを増やして、全身にくまなくゆきわたる血管の中から真に健康になっていこうというダイエット法であり、ライフスタイル。
基本は毎日の「食」&「運動」とごくシンプルなのが特長です。まず身体にとって「質」のよい食材をバランスよく食べること。(食べる量を極端に減らす節食ダイエットではないので、身体にやさしいですよ!)そして、生活習慣に「運動」を取り入れること。ウォーキングやランニングでも、日常の家事動作でも、方法は自由。すべて普段の生活の中で、セルフで実践でき効果が実感できるところが大きな魅力です。ウエストサイズや健診の数値がちょっぴり気がかりという方、「グッド・ダイエット」を始めてみませんか。