g.d.

トップ >  特集記事 >  グッドダイエットでキレイと健康を手に入れる。合言葉は「アディポネクチン」!

グッド・ダイエットで、キレイと健康を手に入れる。
合言葉は「アディポネクチン」!

体内の脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン「アディポネクチン」がメタボリックシンドロームを防ぐ役目をしている!
この意外な事実は、私たちに健康と食の新しい可能性をひらいてくれました。
2回目の今回は、「グッド・ダイエット」でアディポネクチンを増やすためのあれこれを探ってみましょう。

アディポネクチン

 世界でも類を見ない体重減少の傾向を見せる日本の20~30代の女性たち。(実は問題ありなのですが、さておき)それ以外のすべての年代の日本人には、”肥満病”が蔓延しています。
食の面では、食卓の和食離れ、魚離れが進み、その流れと呼応するように日本も”肥満大国”へと歩み始めているようです。
今や欧米など先進諸国だけでなくアジア全域が直面しているといわれる肥満。いったいなぜよくないのでしょう。また、どう減量していけばよいのでしょう。

肥満は万病のもと

 肥満になると糖尿病や心臓病、脳卒中などの循環器疾患のリスクが高まるうえ、大腸がん、前立腺がん、女性の乳がんの発症率も高まります。
また、鬱病などメンタル面への影響に加えて、睡眠時無呼吸症候群、関節痛などもろもろの健康問題にも強い関連性があることが指摘されています。まさに肥満は万病のもとであることをきちんと頭に入れましょう。

肥満が増えた原因は

 食生活の欧米化により、脂質摂取が増えたからという考え方もありますが、何より生活習慣の変化が大きな要因。
日頃つい車やエレベーター、エスカレーターを利用したり、家事も全自動や時短の家電に頼ったり。生活が便利になる一方で、身体は食べたカロリーを消費しきれず、残りは脂肪となってたまっていきます。つまり蓄積した脂肪は、ラクした分のツケ。思い当たるふしはありませんか?

なかでもNGは内臓脂肪

 内臓脂肪は、メタボリックシンドロームを引き起こし、その先にある糖尿病や高血圧、動脈硬化といった生活習慣病へと進行させる元凶です。 内臓脂肪がたまっている目印は、ぽっこり飛び出たおなか。特に男性や女性ホルモンが減少する更年期以降の女性に多い体型ですが、太った人だけでなく、やせた人でも要注意です。
また加齢とともにたまりやすいので、ためない注意、減らす努力が必要です。

内臓脂肪を減らすグッド・ダイエットとは

カロリーの高い食べ物や目先のラクを選んだ結果、せっせとためこんだ脂肪を何とかせねばと、さまざまなダイエットに挑戦しては、挫折…。
そんな私たちの前に現れた希望の星、それが「グッド・ダイエット」。肥満と闘う最前線・大阪大学附属病院のウェイトマネジメント外来で、日々ウェイトコントロールが必要な患者さんと向き合う前田先生が提唱するダイエット方法です。
その基になっているのが、アメリカ・ハーバード大学で1970年代から30年以上にわたり、30万人ものデータを収集し、確立された「ハーバード式ダイエット」。その内容を日本の食生活に合わせてリメイクしたものが「グッド・ダイエット」なのです。

 

ウォルター・C・ウィレット博士による食品ピラミッド

つらくないダイエットでアディポネクチンを増やす

 グッド・ダイエットの全体図ともいえる食品ピラミッド図の下部にご注目。まずは日常に体を動かすことや運動を積極的に取り入れること、そして同時に、全粒穀物や野菜など身体にとって”質のよい”食品を増やすこと。
おや、適度のアルコールもOK!? これならできそう!!
そうなんです。「グッド・ダイエット」はつらくないダイエット。しかも、きちんとエビデンス(科学的根拠)に基づいているので、がんばればがんばった分、健康とスリムの守り神”アディポネクチン”が増えるという、うれしいオマケがついてくるのです。
アディポネクチンって? さあ、ここからが本題です。

次ページ 教えて前田先生!アディポネクチンのギモン